産後のお母さんと赤ちゃんの、知っておくと便利な豆知識

子供が生まれると、それまでの生活がまるで一変してしまうことになります。家族が増えるだけでも大きな変化ですが、まして相手は赤ちゃんです。そこで、ここでは産後の生活について、さまざまな角度から考えてみたいと思います。 - 母乳で育てたい!母乳育児のコツは?

母乳で育てたい!母乳育児のコツは?

◆代表的なのは桶谷式マッサージ
おっぱいマッサージでやはり最初に思い浮かぶのは桶谷式ですね。桶谷そとみさんが開発した従来の「痛い」という概念を覆し、痛くないおっぱいマッサージを中心に母乳育児に関する様々な悩みを総合的にサポートしているのが特徴の母乳外来です。

出産直後の母乳が出ない、母乳がつまって痛い、赤ちゃんが上手に吸いつけないなどのトラブルから、搾乳の方法や卒乳・断乳に関することまで母乳に関することならなんでもOKですので、母乳育児のお母さんにとってはとても心強い存在といえるでしょう。

桶谷式に通いだしてから混合育児から完全母乳になった人や、マッサージを受けると噴水のように母乳が出るようになったという嬉しい声が多く、人気の高い方法です。

ただなかには食事や生活習慣にかなり厳しい助産師もいるようで、あまりの厳しさに断念してしまったという人もおり、助産師との相性も非常に重要になってくるようです。最寄りの相談窓口は公式サイトから調べることができますので、興味があれば一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

◆自宅でできるマッサージ方法
しかしそのような相談窓口が近くにない場合や、1回数千円ではありますが経済的な負担もありますのでなかなか通えないという人もいるはず。そんな人のために、自宅で行える簡単なマッサージ方法もご紹介します。

マッサージを行うことで乳腺を刺激するだけでなく、乳管の中にたまっている古い母乳の排出も促しますのでおいしい母乳が出やすくなります。マッサージを行ったあとはあるていど搾乳してから赤ちゃんに与えた方が飲みがいいそうですよ。

さらに妊娠中からマッサージを行うこともできますが、マッサージは子宮の収縮を促す作用があるため、早産傾向のある人にはおすすめできません。自宅で行う場合は事前に医師や助産師に確認してから行いましょう。

方法はおもに胸をほぐすような感じで行い、まずは乳房の真横をボールをつかむように持ち、外側から内側へ寄せるよう4~5回。胸の中にたまっている母乳を押し出すようなイメージで行います。次は場所を少し下にずらし、ななめ上へ同じように4~5回押し上げ、最後は真下から胸をすくいあげるように4~5回マッサージ。

胸そのものよりも、その奥にある胸筋を動かすようなイメージで行うと基底部がほぐされ、母乳の分泌がより促されるそうです。お風呂の中など、体が温まっているときが効果的。入浴中以外に行う場合は蒸しタオルを胸に当てながら行うといいですよ。

マッサージは母乳の量だけでなくつまりや乳腺炎の予防にもつながりますので、母乳不足が気にならない人でもぜひ取り入れてみてください。

母乳がよく出るとうわさの食べ物って?

赤ちゃんにとって最良の栄養である母乳で育てたい、というお母さんはたくさんいらっしゃるでしょう。しかし思いとは裏腹になかなか母乳の量が増えなくて悩んでいる人も多いはず。

そこで、食べると母乳の量が多くなると噂の食べ物をご紹介します。

◆助産師も推進!?いちおしは根菜類
母乳がよく出るといわれている食べ物の代表格はやはり根菜類。じゃがいもや大根など、土の中で育つ野菜は栄養も豊富ですし母乳をつまらせる原因となる糖質が低い食品でもありますので、積極的に取り入れたい食材です。

またみそや納豆などの発酵食品もよいといわれていますので、母乳の出をさまたげる冷えも撃退する根菜たっぷりの味噌汁はどの病院でもすすめられています。ほかにもパンやパスタなどの小麦製品よりはご飯のほうが日本人の体質にあっているらしく、母乳の量が増える傾向にあるようです。

また、母乳がつまるほど量が増えると噂なのがお餅。これは母乳育児を行っているお母さんの間でも賛否両論あるようですが、お餅を食べたら量が増えたという経験を持つ人がとても多いようです。ただ粘り気のせいか量が増える半面とてもつまりやすくなり、はれたりシコリができたりというトラブルが頻発することもあるそうなので、食べるならば注意してください。

◆甘いもの、油っこいものは控えて!
母乳の出をよくするためには、根菜類などを多く取り入れることも大事ですが糖質や脂質を控えることも重要です。これらのものは母乳をドロドロにして、母乳の通り道である乳管をつまらせてしまうことがあり、乳腺炎などの様々なトラブルをまねく原因となります。

さらに油っこいものを多く食べている人の母乳は赤ちゃんにとってもあまりおいしいものではないらしく、飲みが悪くなったりすることもあるため、できるだけ控える方がいいでしょう。しかし完全に脂質や糖質を制限すると逆によくありませんので揚げ物やスナック菓子など過度な摂取は控える、という程度で大丈夫です。

ここまで医学が進んだ現在でも母乳に関してはまだまだ謎な部分が多く、母乳の出をよくする確実な方法はないのも事実です。体質によっても違いがありますので、どんなに努力しても思うように出ないことももちろんあります。逆に思いつめすぎるとストレスで余計に出なくなってしまいますので、ある程度の開き直りも大切です。

母乳でもミルクでも赤ちゃんの栄養になることは間違いありませんので、お母さんにとって無理のない方法を選ぶことも大切ですよ。

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